
私が大学を卒業し、急性期病院で働いてから3年目の時でした。
当時の私は忙しすぎる日々と、本当にやりたい看護とは裏腹に日々業務に追われ、精神的にも肉体的にも疲弊していました。
そんな頃転職することも頭にいれていましたが、次の職場でも上手くいくとは限らない上に、なかなか辞めることを許されない職場。
明確な離職理由もないまま辞めることは上司や先輩方から非難を浴びるのが現状だったため、辞める勇気もなく、淡々と毎日を過ごしているので精一杯でした。
そんなあるとき、友人と街へ気分転換に遊びに行った際、占いのお店がありました。
友人はその頃恋に悩んでおり、友人の付き添いとして入店しました。
そして私の番。
生年月日と手相と名前を伝え、占いが始まりました。
すると、縛られるのが嫌いで、常に向上心と好奇心をもって次の段階に進んだり、色んな経験を積みたいと思う反面、頑張りすぎるため、自分ではなく他人に力を注ぎすぎてしまうのが欠点。
とまさに私の性格を当てられてしまいました。
そして現在転職するかどうか悩み、やりたい看護は見えているが、どこでその看護ができるのか悩んでいることを伝えると、転職は来年して、転職先はもう少し北の方でいい職場が見つかるはず。
そしてその職場では大事な人と巡り会うことができ、その人の影響でより仕事への道が開けるはずだということを伝えられました。
その言葉が後押しとなり、翌年私は退社し、心機一転他の土地へ引っ越し、ある個人病院に転職の面接に行きました。
するとそこの病院に、大学時代に憧れていた先輩も中途として入職していました。
それからそこの病院に就職し、先輩と一緒に日々忙しい中でも充実した看護師生活を過ごし、現在5年が経ちました。
そして個人病院で訪問看護部門が設立され、その先輩が看護部門の責任者となり、私も現在その部署で働いており、本当にしたかった看護を日々行うことが出来て充実しています。
あの日占い師の方に見てもらっていたからこそいまがあると思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。